子どもの育ちを支える

 子どもは、誰もが成長欲求を持っていると思っています。だから、大人にとっては失敗でも子どもは何かを学ぶきっかけにすることができ、子どもの行動には無駄なことなんてないように感じられます。きっと若さの力ってこういうことなのかもしれません。

 

 大人の子どもに対してよく使う、もっと楽に考えればいいのにとか、今頑張れば後で楽なのにとかいう言葉は、子どものためを想って言っているのに時々子どもには伝わらないことがあります。自分は、そういう場面になるときっと子どもは本能的に学びたいことがあり、なかなか受け入れられないのかなと思うようにしています。そして、子どもは何を学ぼうとしているのかとよく考えるのですが、なかなか答えを見つけるのは難しいです。

 

 だけど、後になってそういうこを学びたかったのかなと理解できることもあり、いつからか子どもの行動の意味を大人や保護者に通訳できる人になりたいと考えるようになりました。そして、子どもの行動に意味があるはずだという見方をしていると自然に子どものことを信じることができるようになりました。

 

 恩師であるNPOピアサポートネットしぶやの相川先生によく、「人間は、何十年も生きるのだから、今出来なくても必ずいつか出来るよ」と言っていました。この言葉は、自分にとって大切な言葉の一つです。また、数学者の秋山仁先生の本に書いてあった「人間は複雑な生き物だから、簡単に居場所は見つからないけど複雑だから必ず自分にぴったりの居場所がある。」という一文も忘れられない大切な一文です。

 

 今は失敗に見える道に見えるかもしれないけど、長い人生においては、必ず意味ある出来事になることや過去の経験があることで今の自分があるという人は多いのではないでしょうか。

 

 社会全体に何となく余裕がなく、子どもたちの自由な育ちや学びも窮屈になっているのかもしれません。子どもたちの失敗や大人から見るとどうしてかなと思ってしまう判断を信じることから子どもの育ちを見守りたいと感じています。