わたしたちが出来ること

不登校やひきもこり支援団体に対する問い合わせや相談は、9月以降に増えていく傾向があります。ピアステでは、まだ知名度も低いため、横浜市教育委員会が主催しているイベント後の10月に入り徐々に面談の予約が増えてきている状況です。

 

いろいろな相談を通して、親子って難しいなという気持ちとすごいなっていう気持ちをいつも感じています。

 

どの保護者もが口にする子どもにための言葉は、状況によって子どもにとっては辛く厳しい言葉になります。例えば、友人関係で悩んでいる子を元気づけようと明るく声をかけたところ、私の気持ちも分からないのに、騒ぎたいならどっかに行ってと言われたり、学校に行けなくて苦しんでいるだろうと大丈夫だよと言えば、どう大丈夫なの、分かってもないくせに気軽に言わないでなどと言われたりするのは本当にきついと思います。保護者自身も人間なので、子育てに自信がなくなり、先が見えなくなってしまうのは仕方ないのだと思っています。本当に親子だからこそ、難しいのだと思います。

 

 

子どもも保護者も必死で幸せになるために支え合っているはずなのに、それ違ってうまく伝え合えないのは、逆に向き合っている証拠でもあるのかなと感じています。向き合うと言っても現実で向き合っているか、向き合っていないかではなく、心が向き合っているということです。向き合うという言葉にはいいイメージがありますが、向き合っているのは面接など緊張し合っている場面が多いです。カウンセリングでも少し斜めに席を座るなんてこともよくあります。

 

昔からお世話になっているNPOの理事長が冗談でこんな例え話をしてくれたのを覚えています。向き合うというのは、警察の取り調べ室と同じで、何となく思い空気で話しづらい環境だけど、そこにかつ丼が運ばれると途端に話しやすくなるでしょ。だから、私たちの存在は「かつ丼」と同じなんだと。

 

すごくしっくりくる言葉で、ずっと「かつ丼」になれるようにとその存在について真剣に考えたこともありました(笑)。それから十数年私たちが出来ることを問い続けてきました。そして、「かつ丼」のようにそれ自体には魅力がないわたしたちが出来ることは、親子の間に立って通訳者になること、親子それぞれと方向性を探し出すこと、そして伴走しながら支援していくことなのではと感じています。

 

14日の無料相談は、おかけさまで予約時間のすべての時間が埋まりました。21日は午前のみまだ空きがありますので、ご希望の方は早めにご予約をお願いします。